コロナ禍でライブやイベントは軒並み中止。弊バンドも多分に漏れず活動中止中で再開の予定がない中、改めて音楽活動の見直しと可能性を探りつつ整理してみる。
店舗2階でMugiwaLiveというイベントの企画運営、地元アマバンのコンピCDレコーディング業務などを行っています。
目次
- コロナ禍のライブハウス
- 自宅ライブ配信に必要な機材
- ライブ・イベント事業
- 配信スタイル・ジャンル
- カバー(コピー)という選択肢
- やっぱり”オリジナル”もしたい
- DJという選択肢
- ボーカロイド(ボカロ)という選択肢
- パソコンかタブレット(スマホ)か
- 2021年4月~のシステム
コロナ禍のライブハウス
コロナ禍において、ライブハウスは危険なのか?という事より、コロナ禍にライブをすることが後ろめたかったり、視線が痛かったりで、相変わらず客足は戻っていません。維持費の高いライブハウスは相当厳しいと思いますが、ライブ配信でのライブというスタイルを考えてみたいと思います。
自宅ライブ配信に必要な機材
自宅での演奏をライブ配信する際に必要な機材はスマホ、またはタブレットがあれば可能で、Youtube、Insta、Facebook、twitterなどで配信が可能です。もちろん録画した演奏をアップする事も可能で、このスタイルが最も簡単なライブ配信になります。中学生や高校生におすすめのライブ配信スタイルになります。
twitterの写真を添付するモード(カメラマーク)からライブを選択すると、下の写メのような画面になります。
スマホの横モードには対応しておらず、下写メのようになります。
インスタライブと同じように、縦画面のみでの配信です。私は大きな画面で楽しみたい派ですので、横画面推しなのですが、絶対的な視聴者数はスマホからの方が多いと思うので、縦画面での動画配信も想定しておきたいところです。
スタジオで配信
ライブハウスで配信
自宅での配信という形でソロ活動をするか、マスクをつけながら出来るインストバンドへ転身し、スタジオからのオンライン配信を行うかなど色々考えていますが、まぁ今は大人しくしておくのがベストと感じ、ソロでの活動が濃厚だ。
学生の頃のように、ただギターを弾いていれば楽しいという事でもなくなり、音を追求する趣味へと変わった。僕の他の趣味で例えるなら、ただジョギングして汗を流すというよりは、目標を設定して、それをどうクリアするか?ということに似ている。
なぜ今後の活動方針を検討する必要があるのか?と言われると、ギターケースで無駄になっている大量の弦を活用したいからという理由もある…
▽重なって見えづらいがカナリ大量にある、ライブ時に弦が切れたとき用のバラ弦。
▽通常時用の交換弦。エリクサーは高価なので、このまま破棄するのは気が引ける。
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ライブ・イベント事業
音楽に携わる事ができれば”演奏”することに拘りなく、数年前まで当店で運営していたMugiwaLiveも十分楽しめたが、このコロナ禍ではリスクが高すぎる。よって、屋外での音響委託も選択肢から外し、PAと言われる機器はいったん処分した。コロナは近々で解決する問題でもなく、その間、機材の進化はあるし、音楽の楽しみ方は間違いなく変わる。
配信スタイル・ジャンル
パッと思い浮かぶ範囲で、以下のような配信スタイルがある。
- 弾き語り(弾いてみた・歌ってみた)
- カバー
- オリジナル
- レクチャー
- DJ
- レビュー
1つに絞ってもいいし全部やるのも楽しいと思う。弾き語りに関しては”スグ出来る”という理由が大きい(上手い下手は別として)。当たり前の曲を上手に歌う人は沢山いるので、弾き語りでやらないような曲を弾き語るようなことをしたい。最近であればNiziU(にじゅー)に挑戦してみたいが、40を超えたおっさんがNziUを弾き語ってる誹謗中傷に耐えるハートは持ち合わせていない(笑)
奇をてらうのであれば、逆に懐メロを攻めるほうが無難かもしれない。Youtubeでも若い子が懐メロを唄うのはニーズがある。個人的にDishが歌うチキンライスやwowwowトゥナイトが好きだ。
▽検索をかけてみたら、こんなのが出てきた
AOAというグループがカバーしてるようです。要するに、このパターンはビジネス的にも常套手段ということですね。
カバー(コピー)という選択肢
カバー(コピー)という活動であれば、ガレージバンドだけで楽曲を再現するのも面白い。iPadやMacを使えば操作性が良いことは確かだが、スマホだけで完結するのも面白いし、また少しジャンルが違いますがギター1本で再現するのも面白い。Youtubeがメジャーになり始めた頃、ギター1本でスーパーマリオの曲や効果音を再現するという動画をよく見ました(あれは本当に凄かった)。
僕は主に自分の記録用として、過去にコピーしたことがある曲をYoutubeへアップしたことがありますが、一定の再生とコメントがあって楽しかったりします。下手すぎてアンチもありますが(笑)
ちなみに一番再生されているのは、初めて撮影したBOOWY(ボーイ)のB.BLUEという曲を思い出し演奏したものです。
たった120回程度の再生ですが、ライブで120人に聞いてもらおうと思うと中々大変なこと。僕の動画なんて再生数が30あればOKでしょう(笑)
ちなみにこの動画、GoproMaxで撮影しましたが、アンプも通してないのでエレキギターの生音のみ、マイクもGoproMaxのもので超低品質な動画と言えます。こんなんで高評価を押してくれた方、優しすぎでしょ。
▽GoproMax
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追記。よく探してみましたら、ヴァンヘイレインの曲を演奏した動画の方が再生されていました。
コチラは、訳の分からないオープニング(動画へBGMを挿入することを覚え、なんとなく作ってみただけ)を挿入しているにも関わらず、200回再生されています。まぁそれは、バンドのネームバリューの問題で、単に検索が多いということだけかもしれません。
上ぐらいの動画でしたら、Goproで撮影するよりスマホで撮影した方が編集もアップも楽です。アンプを繋いだ動画でもスマホで音割れすることは殆どないので、定点撮影であればスマホで充分、いや、スマホしか勝たん。
アンチコメントが気になる方へ
何曲かYoutubeへアップしていますが、比較的、邦楽の方がアンチコメントは少なく感じます。洋楽はテク重視でガチ勢が多く、なんちゃって評論家も多いので、下手な演奏だと、どうしても否定的なコメントが多くなります。その点、邦楽は、特に僕の動画でも多いBOOWYのカバーは好意的なコメが多く感じますよ。BOOWY、ブルハは、コピーバンド全盛期だったと思うので、同じ年代の方が懐かしんで聞いてくれているのだと思います。
このような時代ですから、SNSも実名でしかコメントが出来ないルールになれば、無駄に批判的なコメントも減ると思うんですけどねー。
やっぱり”オリジナル”もしたい
再生数は圧倒的に減りますが、落ちぶれても元バンドマン、オリジナルでの活動を継続したいという気持ちもあります。ただ、40代の働き盛りで自称多趣味。作詞作曲には膨大な時間がかかりますし、もうアイディアが枯渇しています(笑)
海外のアーティストじゃあるまいし、1曲リリースするのに何年もかけるのは最近の流れとは言えませんし、時代の流れが速すぎて、時間をかけすぎていると、新しいアプリやエフェクトがリリースされ、曲が完成する前に古びてしまいます。
実際、1年でそれほど機器を入れ替える事もありませんが、フットワークは軽くしておきたい。となると、楽曲の完成も出来る限り簡略化しておきたいのです。僕(弊バンド)は作詞作曲を僕が担当しているので、こっぴどく時間がかかるわけですが、特に作詞がネックで、誰かとコラボするのも手ですが、プロボーカルではないので、人の作った歌詞に感情移入できるのか?という問題があります。僕の中では楽曲はある程度できますが、歌詞を書くことへのハードルが高い。それは単に歌詞を書くことが難しいこともありますが、40代のオリジナル曲での歌詞のチョイスに迷うところも少なくありません。
さらに、各楽器のフレーズを考え、演奏して録音、さらにボーカルやコーラスもとなると時間がいくらあっても足りません。様々な要因が絡み合い、オリジナル楽曲での活動が困難になりつつあります。最近は、肩の力を抜いて色々楽しんでみるという事も出来るようになりつつありますが日々葛藤しています。
DJという選択肢
いきなり全く違うジャンルですが、作曲でサンプラーを使用していた事もあるためDJにも関心はあります。 プレーヤーとしては、ドラムから入った世界なので、トラックメイクは大好き。曲を繋ぐタイプのDJよりは、楽曲を分解して再構築するタイプに関心があります。ようするに音遊びが好きなのだろう。
トラックメイク、サンプリングとカバーというジャンルをミックスした形になりますが、2000年以前、カセットMTRでレコーディングした音源をリミックスして楽しんだりしている。
昔の自分の声とハモったり、自分の過去の音源と合わせるのは感慨深く、究極の自己満を味わえる(笑)
ボーカロイド(ボカロ)という選択肢
いわゆるボカロというやつ。世の作曲ベースがMTRからDTM、DAWへと移行した2000年初期に出てきた記憶がある。1998年~2002年ぐらいまでは、YAMAHAのEOSやQYを使用して作曲してましたが、当時通っていた学校でもDTMをかじった事もあり、少ない手持ちと相談しながら、ローンを組みまくって機材をDTMへ移行した。
そんな折、クリプトンフューチャーメディアというサイトと出会い、DTM,DAW作業は加速する。
かねてから宅録マニアだった僕は、その音源の質の高さに驚いた。従来はマイキングやEQ、コンプの調整、勉強の日々でしたが、その工程を省く事ができるのは衝撃的だった。
唯一葛藤した点は、完成した音源をダウンロード購入することは、作曲者としてフレーズを作る事ができない事だったけど、まぁそれはそれで、音源をスライス(分割)したり、エフェクトをかけてオリジナリティを出来たし、何より、圧倒的な音圧、音質、作業工程の早さに軍配はあがった。
作曲のスピードがあがり(打ち込み作業を省けることもあり)、日々クリプトンフューチャーメディのサイトをみていると、初音ミク(ボカロ)が目に入るようになってきた。
当時の僕には、このキャラクターがアニオタ好みにうつり(実際、声も可愛い少女のような感じ)、バンドマンにニーズがあるのか懐疑的だった。まして、ロックやメロコア(メロコアって単語も懐かしいw)を演奏していた僕には無縁だったし、ボーカルを打ち込むってどうよ????としか思えなかった。
バンドはドラムの打ち込み(いわゆるドラムマシーン)ではなく、生ドラムが最高というのが、おおよそのバンドマンの意見だったので、ボーカルまで打ち込む事は選択肢になかったが、作曲当初からシンセやシーケンサー、ドラムマシンを使用し、ライブにおいても音質を重視していた僕は、何を言われてもドラムマシンでのパフォーマンスも好きだった。
時を同じくして、DJ文化も音楽シーンに浸透し、作曲シーンにはサンプリング、サンプラーという言葉も浸透し始めた。当然、メジャーにもサンプラーを使用したバンドが多く見られるようになり、今ではドラム不在も珍しくなくなった。
ことわっておくが、ドラムが不要と言ってるわけではない、人間が奏でるビートは人間にしか出せないし、そのビートや間がバンドのカラーになるのは間違いないし楽しい。しかし、メンバーがいなかったり、あまりに酷いドラムなのであれば、打ち込みは常に天秤にかけられている選択肢の1つだということだ。
ときは一気に進み現代、スマホが誕生し作曲は、より身近なものに。そしてこのコロナ禍である。既に、米津玄師やYoasobiのAyaseなどの台頭で、ボカロの方が主流になったといっても過言ではない時代となった。要するに時代が完全に変わり、僕らのボーカルがいて、ドラムがいて、というスタイルは、一昔も二昔も前の常識になったのだ。
その二昔前の時代のバンドマンとしては、マイキングやEQやコンプの調整を追求し、苦悩している作業が楽しく、高価で新しい機材を購入することにロマンを感じていたのも確かであり、そこにアナログの、究極のオリジナリティの結晶が存在し、楽曲に愛着が湧いていたのだ。
この良さは今後も大切にしていきたいが世の中の流れは速い。人様に聞いてもらうための音楽を作るバンドマンとしては、世の流れを無視するわけにはいかない。この辺りは、自分が楽しければいい音楽家と、そうではない音楽家で考えが分かれるところ。
僕は、ステージにあがるのであれば、自分なりに試行錯誤したいし、追及や成長を感じられない趣味に興味はない。結局のところ僕は職人気質で、ステージよりも宅レコが好きな音楽家だったのだと、ようやく最近確信した(笑)
1つ追記しておくと、バンド仲間と活動することは別の楽しさがあり、これはまぁ・・、音楽がなくても楽しい集まりなのだ。音楽というツールを用いて、気の置けない仲間と集まっている。というのが僕の解釈。
ボカロの話題で随分長くなってしまったが、僕の場合は以上の背景から、ボカロに関心が湧いてきた1人という話でした。ボカロをコーラス(ハモリ)としてだけ利用するもよし、ダブルボーカルの1人として利用するもよし、使い方次第でオリジナリティは出せる。いずれにしても、試行錯誤を続けられる音楽は本当に楽しい趣味だ。
ボカロは日本発祥なので期待薄だが、ガレージバンドでボカロが使えるようになれば、新型コロナ以上に爆発的に世界に広がるだろう。ボカロに関心を持たれた方は、以下のサイトを参考にしてみてください。
この記事を書くにあたり、初めてボカロを検索してみましたが、AI美空ひばりとかあるようで、逆に興味があるわw。是非うちのバンドのオリジナル曲を美空ひばりさんに歌っていただきたい。
普通にこんな楽しみ方もありますし、流行でジャンル違いのeveの曲を”美空ひばりに歌わせてみた”や、それこそNiziU(にじゅー)の曲を”歌わせてみたらこうなった”的なのも面白い。ぜひ、AIさぶちゃんやAI美輪明宏、ジャンルをこえたAIボイスも発売してほしい。
そのうちケンパーのように、誰の声でも出せる時代がくるのかもしれない。そしたら、自分の曲を氷室氏の声で唄ってもらう事もできるし、ヒムロックとミスチル桜井さんのコラボなんかも勝手に出来てしまったりするのだ。そうなれば俺は楽しいぞ!
▽ケンパー
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パソコンかタブレット(スマホ)か
弾き語り、カバー、オリジナル、DJ、ボカロ、いずれの活動方法においても宅レコ(レコーディング)や配信の環境は必要になります。スマホ1台で出来なくはありませんが、作業がしづらいため、スマホは外出時や就寝前の隙間時間に作業するツールとし、メインはパソコンや最低限タブレットなど、大きな画面のほうが気持ちよく作業できることは間違いありません。ライブ活動をされる予定がある方は、タブレットの方が持ち運びが楽ですし、マイクスタンドに接続できる専用のスタンドもあるので便利かもしれません。
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デメリットはタブレットで歌詞を見ながら演奏できなくなることです。そうそう、カバーで活動場合、歌詞やコード進行を覚えるとう作業も中々大変です。昔のように暗譜できるほど練習時間を割く事ができませんからね。えぇ、決して老化ではないですよ(笑)
幸い趣味のカメラ用に購入した大き目のディスプレイがあるので、コチラをDAWでも活用できれば一石二鳥だ。
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話が前後しますが、タブレットで作業をされる場合は、Cubase(ipad版はCubasisであって、作業性を高めるなら結局パソコンでの作業が必要に感じるけど)対応のボーカロイドも選択肢の1つだ。
僕の場合は趣味のランニングのため、出来る限り小さなスマホを購入しているので(iPhoneSE第2世代)、スマホだけでは作業しづらいですが、ProMax系をご利用の方なら、そうでもないかもしれませんね。しかし、ずっとiPadを使い続けていた身としては、やはりスマホだけでは作業しづらいというのが正直な感想で、再び音楽活動が当たり前に出来る日がくれば、人生4回目となるiPadを購入する日がくるかもしれませんが、以前iPadで活用していた際に純正の無駄に高いアダプター購入しており、活用しないと思って売却したんですよね。あの無駄に高いアダプターを再び購入するのが嫌で、パソコンで作業したいということもあるのですが、必ずしもパソコンで作業する必要性もなく悩ましいところです。動作に不安があるけど、サードパーティーのアダプターを購入しようかな。
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2021年4月~のシステム
本ブログで色々書きながら行動し、活動方針やシステムがまとまってきました。ブログって脳内整理ができていいですよね。
結果、iPhone+zoom Live L-12を中心としたシステムで、活動を再開していこうと思います!
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ZOOM LIVE L-12に関してましては、コチラのブログで触れてますので、またリライトしながら、まとめていこうと思います。
さて、zoom LIVE L-12とスマホを使用するとなると、アンプの活用機会が減ります。自分が重要視しているのは、マイキングなどではなく、スピーディーな作業ということがハッキリと分かったので、宅レコで必要なのはアンプよりエフェクターやアンシュミ(アンプシュミレーター)ということになりました。この辺りを書きだすと更に長くなってしまいますので、また別ブログで解説させていただければと思います。
長文となりましたが、1%でも参考になれば幸いです。再び気兼ねなく音楽活動が出来る日がきますように。
最後までお読みいただき有難うございました。